15日から宗像市のグローバルアリーナで、『サニックス杯国際ユースサッカー大会2018』が今年も開催を迎えた。2003年から始まった歴史ある大会に、今年も海外から招待された3チーム、全国の強豪高校、Jクラブユースの全16チームが集まり、4日間に渡っての熱戦の幕が上がった。
福岡からは、東福岡高校、東海大学付属福岡高校。そしてアビスパ福岡ユースが出場。グループBに入った、アビスパ福岡ユースの初戦を取材した。
アビスパ福岡ユース スタメン
GK 1 原田圭吾 DF 2 坂口翔太 4 常陸宙太 5 鷹巣直希 6 桑原海人
MF 7 児島信之介 8 田村奎人 10 北島祐二 20 吉村銀河 FW 9 軸丸大翔 11 庄司一輝
日章学園 スタメン
GK 1小原司 DF 2 濱松凛 3 高田涼汰 5 阿部稜汰 13 長友駿弥 22 古賀照也
MF 6 比嘉将輝 10 河原淳 14 中別府柊太 FW 11 鈴木陽介 18 小野大斗
初戦の緊張感の中も、両チームはアグレッシブにプレーし、相手ゴールを目指した。
アビスパ福岡ユース(以下、アビスパ)は16分に、左サイドを突破した桑原選手がドリブルから
シュートを放つが、日章学園(以下、日章)DF陣の必死 なクリアでゴールを割らせない。
対する日章も、10番河原選手が攻撃を組み立てリズムを作り、右サイドの13番長友選手がアビスパDF陣に何度も仕掛け、決定機を演出。
25分にはCKから、22番古賀選手が頭で合わせるも、惜しくも左に外れ先制のチャンスを逃す。
チャンスは作るものの、先に失点をしたくない守備陣の踏ん張りもあり、両チーム無得点のまま、前半を終えた。
後半に入ると緊張感が解けた両チームが果敢に先制点を目指し、攻守の切り替えが早くなる展開に。徐々にボールを支配した日章の時間が続くが、後半から途中出場したアビスパ主将、13番小嶋選手が周りと声を掛け合い、ピンチの芽をつむ。
すると23分、この試合キレキレの動きを見せていた、2番坂口選手のアシストから、アビスパにゴールが生まれる。その1分前にも決定的なチャンスを演出した坂口選手のクロスから、9番軸丸選手が得意ではないという頭で合わせ、待望の先取点をアビスパが奪った。
先に失点してしまった日章も反撃に出て、25分にミドルシュートのこぼれ球に反応し、ゴールに迫るが、アビスパGK原田選手が体を張って防ぎ、なかなかゴールを割れない。
ピンチを脱したアビスパは、28分にゴール正面でFKのチャンスを掴む。
キッカーは主将小嶋選手。
右足から放たれたシュートは、綺麗な弧を描きゴール右隅に吸い込まれる。
2点を追う形となった日章も、このままでは終わらない。
その1分後に、アビスパ守備陣の一瞬の隙を見逃さなかった、10番河原選手選手が左サイドから一気に攻め上がり、ゴールを決め1点を返す。
アディショナルタイムに入っても、日章の攻撃は続いたが、何とかアビスパは凌ぎ切り、タイムアップ。
2ゴールを奪ったアビスパ福岡ユースが、日章学園の攻撃を1点で抑え、2−1で初戦を勝利で飾った。
【公式記録】
得点時間 得点者 アシスト
58分 9 軸丸大翔 2 坂口翔太(アビスパ)
64分 13 小嶋和典(アビスパ)
65分 10 河原淳(日章学園)
【交代】
・アビスパ福岡ユース
35分 4 常盤宙太→13 小嶋和典 49分 11 庄司一輝→12 松田知己
59分 9 軸丸大翔→21 石井凌真 65分 8 田村奎人→17 渡邉海人
・日章学園
35分 13 長友駿弥→20 日吉悠真 14 中別府柊太→15 鈴木天己 22 古賀照也→4 後藤翔
54分 18 小野大斗→9 南太陽
CROSS×FOOTBALL FUKUOKA
福岡県のサッカー界で頑張っている方々の、活動や想いを紡いでいくサイトです。
0コメント